>> 写真展に中学生団体、「保苅実とつながる会」 [ 2010 Photo Exhibition ]
皆様
写真展もあと2週間を切りました。皆様が、東京から新潟から、ぎりぎり最終日の20日までの間に、網走まで足を運んでくださること、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。
写真展には、地元の中学生の団体がいくつか訪れています。以下は、主任学芸員の笹倉いる美さんからのメールです。
私は今日人前でははじめて写真展の説明をしました。(取材以外で)
中学生たちはとても真剣に話をきいてくれました。先生でさえアボリジニを知らなかったというのです。もちろんそんな短い時間でどうかなるというものではないと思いますが、心のどこかにちょっとでも保苅さんが残ってくれるといいなぁと思っています。アボリジニ文化のこともですが、保苅さんという青年が大きな世界に羽ばたいて行ったことが、小さな町の中学生にも何かのきっかけになったりするといいなと。
このことは展示企画時からの、ねらいの一つでした。
保苅さんがオーストラリア大陸をバイクで駆け抜けた話しをしたら皆目をまるくしていました。ラディカルの最初の部分を読んでみたりもしました。ほら、おばさんになると、人の話をきくときにうなずくではありませんか。中学生の男の子の一人が私の話をうなずきながらきいているので、きっとあの子の心には保苅さんが残ったんだろうなと思っています。
そのこどもたちの様子を見に展示室に行くと、少し年輩のご夫婦が、写真展のパネルをひとつ読んで、写真を見て、それから二人で何事かを話し、また少し横に動いてはパネルを読んで写真を見てということを繰り返されていました。おそらく一時間以上滞在されたのではないでしょうか。
中学生の心に、弟の人生が少しでも残るということが、私は嬉しくてたまりません。大都市ではなく、地方の町で写真展を開催することの意義は、まさにそこにあるのだと思うのです。
写真展を、札幌や東京で、という声があがっています。是非、新潟でも、と思っています。このような反響を予想し巡回展を念頭において企画した写真展ではありませんので、問い合わせをどこにすればいいのか、困惑しておられる方も多いかもしれません。そういった声に応える形で、このたび「保苅実とつながる会」を設立し、関連イベント・事業等の窓口とすることにしました。連絡先はこれまでどおりinfo@hokariminoru.orgとなります。そして、「つながる会」内に、その都度、各種イベントの実行委員会を設定していきます。他都市での写真展開催希望や、オーストラリア・ツアーなど、アイデアがあればいつでもお寄せください。
「つながる会」というその名のとおり、保苅実とつながっている皆さんのご協力で、このつながりを大きく広げていく流れを作っていければと思っていますので、今後ともどうかよろしくお願いします。
保苅由紀