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>> 展示報告(北海道立北方民族博物館) [ 2010 Photo Exhibition ]


「保苅実写真展 カントリーに呼ばれて オーストラリア・アボリジニとラディカル・オーラル・ヒストリー」は、6月20日に終了しました。小さな、小さな展示でしたが、これまでのどの展示よりも注目されていることを感じていました。

職場の者たちも、最初は保苅さんって誰?だったわけです。ところが、まず初日に寺田直子様からとても素敵なお花が届き、館内で一気に今回の展示はどうもいつもと違うのでは、となったのです。その後もこの展示をめがけて大勢の方々が、遠方よりおこしくださったり『ラディカル・オーラル・ヒストリー』や『風の旅人』が売れていったり、Ronin Films社の撮影があったり、また5件くらいかなと思った、案内はがきの請求も5件どころではなく、「保苅さんって誰?」、から「保苅さんって一体何者?」となってゆきました。

正直なところ、学生の撮影した写真が、無料とはいえ公立の博物館の展示になるだろうか?という心配はあったのですが、それは全くの杞憂でした。水平がいつもきれいにとれた写真は場面場面が大事に撮影されていることをみせてくれました。写真よりも文字のほうがずっと多い展示ではありましたがそれでも写真もきっちりと主張した写真展でした。

大勢の方の協力や支えをこれほど感じた展示はなく、支援を心強くおもいながら、作業できたことに感謝しています。この展示が誰かの何かのきっかけになっている、という手応えは学芸員冥利につきるというものです。

なお、来場者数は3509名を数えました。

笹倉いる美