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◆大学時代・同人誌「アンニュイぽんち」創刊号◆


カリホ ミノリ


むかつく奴はたくさんいる。威張っている奴と自慢したがる奴にはとくにいらつく。
 権威主義者、先輩、テレビ、新聞、雑誌、
金持ち自慢、貧乏自慢、病気自慢、人脈自慢、成績自慢。

威張っている自分、自慢している自分が、一番むかつく。  自己嫌悪。

さまざまな集合的組織体を解体してゆくと「個人」という担任に帰結する。
問題はここからである。
個人は、無矛盾的なものとして存在しているわけではない。個人の内部には、肉体的にも精神的にも対立や、並立、結合や、切断、そのほかさまざまな意識構造、存立構造をもつ。
ここに自律の困難さがある。

生を充実させること、、、これが目的である。  ではいかにしてか?
快楽か? 謎ときか? 成功か? なんの成功か?
これは机上の空論か? ではリアリティーとは何なのか?
ニヒリズムは避けがたい。 失敗。

"Es irrt der Mensch, solang er strebt."
ゲーテのことば。「人間は、努力するかぎり迷うものだ。」

やりなおし。
一貫しようとしたところに間違いがあったのだ!
一貫することが美徳の時代は終わった。 それは画一化となにも変わりはしない。
世界征服が、世界共通言語と同様、不可能かつ無意味であるように、個人を徹底して
一貫させることもまた、不可能である。 そして美徳でもない。
矛盾する自己を矛盾したまま受け入れ、矛盾したなかにこそ自己のアイデンティティーをみいだすこと、、、これが可能であるとうことを誰か立証できないだろうか?

ただし!
快楽のおもむくままに自分自身をほうっておくわけにもいかない
  これもまた不可能なのだ。
快楽のなかでも至上のものは死ととなりあわせなのだから。

 次はマクロの問題。
巨大な集合体としての地球/世界が絶え間ない回転運動をしている。その世界の内部で、二種類の生物、すなわち植物と動物が、それぞれ上下、左右の運動を絶え間なく続けている。
これは性行為とおなじだ! 左右に動き、上下にうごき、そして、回転する。
よって世界は、性行為である。 あるいは性行為こそ世界である。
 あなたは三段論法を信じますか?
 反論のあるひとは順番にどうぞ。
 
続いて問題です。
「あなたは狂っていますか?」
  ...「おまえが狂ってるんじゃないの?」
「ということは、あなたは狂っていないわけですね?」
  ...「そうは言っていない。」
「質問に答えてください。」
  ...「何で答えなきゃいけないんだ!」
「質問は答えるためにあるからです。」
  ...「誰が決めた!?」
「社会です。」
  ...「これは大変失礼いたしました。」
「答えなさい。」
  ...「多分狂っていないと思います。」
「自信がないのですか?」
  ...「なにぶん確認のしようがありませんので、、、。」
「では確認の方法を教えましょう。<狂っている>と答えればあなたは正常です。<狂っていない>と答えればあなたは異常です。」
  ...「・・・・・・・・・・・」
「答えなさい」

ギャグだよギャグ。そんなキムヅカシイ顔するなよ。
別に強制するつもりも圧倒するつもりもないんだからさぁ
でも僕だって言いたいことを言っていいだろ?
君の反応まで配慮しなくちゃいけないってわけでもないし。
もちろん君の言いたいことはわかるよ。
でもチョット待ってくれ
僕はただの人間なんだ。
脳みそがはち切れるほど考えたって答えなんかだせやしないのさ。
でもそれは絶望じゃない。 断じて違う。

それはとんでもない誤解だ。
性行為みたいなもんだよ。
答えも射精も出した瞬間が気持ちいいのさ。
一晩もしたらまたやりたくなっちまう。
なのにどうだい。
世の中ときたら、学者さんたちは尊敬され、俺はSEXマシーンあつかい。
いっとくけど俺はもう何ヶ月も、、、、、まあいいや。

バタイユは言った
 「私は太陽であると私が叫ぶとき、そこから完璧な勃起が生じる」
クロソウスキーは言った
 「沈黙のなかだけに心と心の交換がおこるのです。」
ボランニーは言った。
 「経済的動機は、情緒的動機に劣る」
澁澤龍彦は言った。
 「最高のエロ 「相手に期待するということは、相手を裏切ることだ。」
<K-1>は言った
 「君いいこというねぇ」
<G>が言った。
ティシズムとは、死を幻視する術のことだ。」
<Y>は言った
 「みんな俺のことわかってないよ!」
<M>が言った。
 「私わかったの!」
<K-2>は言った。
 「ちょうまてや!」
<H>がにやける。
 「クックックッ」
<F>が鼻を、、、
 「ンゴッ!」
<I>が叫んだ
 「イーデオーン」
俺も叫んだ、。
 「カリホ!!」





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