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親愛なる皆様


2011年も終わりに近づいてきましたが、皆さん、元気でお過ごしでしょうか。今年は、英語本”Gurindji Journey: A Japanese Historian in the Outback”(2011, NewSouth Books/University of Hawaii Press)を出版するという、弟・保苅実との約束をついに果たすことができ、大きな節目となったと感慨深いです。

毎年この時期に、「保苅実とつながる会」の活動状況・活動成果をご報告しています。

1.保苅実写真集「カントリーに呼ばれて:ラディカル・オーラル・ヒストリーとオーストラリア・アボリジニ」の在庫状況は、愛蔵版5冊、通常版35冊(各6000円、2700円+送料)となっています。ご購入がまだの方、贈り物を探している方は、是非ご一考ください。販売による利益はすべてオーストラリア国立大学・保苅実記念奨学基金に寄付します。

2. 前述の写真集販売代金と、それに追加して送金いただいた寄付を合わせた28万円程度の基金への送金を、年明けに予定しています。送金が無事完了しましたら、ブログでご報告申し上げます。ご協力してくださった皆様、どうもありがとうございました。

基金の残高は、2010年10月時点でのA$64,168から、この1年でA$66,135に増えました。毎年$3,217の奨学金が提供できるレベルです。目標である毎年$5000の奨学金を可能にするには、あと$40,000が必要です。

3.キャンベラでのブック・ローンチで2011年の奨学金受賞者Glen Stasiukと会いました。あるアボリジニの団体が、この奨学金を申請するように提案してくれたのだそうです。嬉しいことです。彼のその後の活動状況をお知らせします。

「ドキュメンタリー映画[ WADJEMUP: Black Prison - White Playground]がもう少しで完成するというところです。同時に、ミノが手がけていたプロジェクト-[Swan River Colony (1829-1834): From Collaboration to Conflict]のリサーチも始めました。Swan River(Wadjuk) Noongarの長老達と会い、Noongarのレジスタント戦士だった Midjagooroo とYagan のことを調べています。このプロジェクトについて発表するいくつかの論文は、今現在抱えているプロジェクトとも重なった内容です。」


4.アマゾン・アソシエイト・プログラムを通じて、基金に寄付ができることをご存知ですか?

http://www.hokariminoru.org/j/book-j/book-j.html

上のページの下にあるamazon.co.jp Associateのロゴ、もしくは各著書の映像をクリックして、アマゾンに入り、そこで買い物をしていただくと、わずかながらも紹介料が入ります。購入商品は保苅実の著書に限らず、生活雑貨でもミュージックでも何でも構いません。これをまとめて、基金に寄付しています。少々手間ではありますが、アマゾンでご購入の折りには、どうかご一考いただけると幸いです。

5. 私事ですが、去年の冬から20年ぶりに編み物を再開しました。銀行勤めをしていた私にとって、自分の手で何かを作り出すという作業は、言葉では表現できない楽しさと充実感を、私の生活にもたらしてくれます。最近、アルパカ農場とある出会いがあり、そこのアルパカの毛糸を使って編んだ作品を売って、基金へ寄付するプロジェクトを開始しました。”Knit to Fundraise”というこのプロジェクトは、”Nimara & Japarta”というブランド名で行っています。ご存知の通り、Japartaは、保苅実がグリンジの人々からもらったスキンネーム、NimaraはJapartaの姉妹です。他のデザイナーの作品は許可をとったものしか販売できないことから、私自身でデザインし、作品と同時にそのデザインを売ることも始めました。好きなことをして、それが弟のためになるというのは、一石二鳥じゃないですか。Facebookで、”Nimara & Japarta”を探して「いいね!」をよろしくお願いします。

今年一年を保苅実とつながっていてくださった方、そして新しく出会ってくださった方、ありがとうございました。皆様とご家族の、健康で幸せに満ちた一年をお祈りしています。


保苅由紀