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みいちゃん

誕生日おめでとう。私は6月に50歳になり、あなたは今日46歳。子供達が16歳と12歳ですから、まさにあの頃の私たち家族と同じ感じになってきたのですよ。

夏になり朝顔とひまわりが育っています。夏休みの宿題で、絵日記観察日記を書いたことを覚えてるでしょう。朝顔の芽は形が可愛いし、ひまわりはぐんぐん育ちます。香ちゃんは芝生のタネをペットボトルに入れた土に植えて学校から持ち帰りました。草のタネ?芽が出ても嬉しくもなんともないでしょう。日本の教育はさすがです。

50歳の誕生日にジョンがパーティを企画してくれました。アメリカに上陸してからの20年間の流れの中で親しく付き合って来た友達とご主人30人ほどが、近くのレストランでお祝いに集まってくれました。さて50歳となり、子供たちに「ママ、人生半分過ぎちゃったってどんな気分?」と聞かれ「半分過ぎちゃったっていうか、あとまだ半分あるって感じ」とこたえたのですが、充実した50年間のあと何をしたいか何をし残したかと考えた時、もっと本を読みたいとおもいました。

海ちゃんは読むのが速く量をこなします。同じ本を何度でも読みます。香ちゃんは読むのは遅いし数も少ないけれど、内容を深く理解して読むタイプです。そして、彼女が良いと言った本は確かに「良い本」なのです。私が本を読むようになったことに気づいた彼女が「これを読むといいよ」と薦めてくれたのが「アルジャーノンに花束を」でした。

ちょっと前に、笹倉さんと「最近の人達には想像力がないからおかしな言動をする」という話になり「想像力がなくなったのは本を読んでこなかったからだ」という彼女の言葉でハッと我にかえりました。なるほど。小説でもエッセイでも、書いてあることを理解するにはそして楽しむには想像力が必要です。「アルジャーノンに花束を」はまさにそういう想像力を育む一冊でした。

子供達が読むような英語の小説を読むと、この国で育つ我が子がどんなことを考え、どんな生活を送ることになるのか想像できます。心若返り一冊読み終わるまで編み物が手につかずフラフラとその小説の中をさまよってるような感じです。子供達が携帯を持ち始めると同時に本を読まなくなるとほとんどの親が嘆きますが、読書の楽しさを知った子は大人になってもそれを忘れることはないとおもいます。

そんな毎日を送っています。そうそう、夏休み中に海ちゃんは”Gurindji Journey”を読むそうです。さてさて。

由紀