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みいちゃん、47歳のお誕生日おめでとう。私が51歳になったのだから47歳というのは当たり前なのだけれど、写真のあなたは30代のままだから47という数字にドキッとします。でもそろそろ白髪が出て、目尻にシワなんかがある頃だね。ナイスミドル、ってやつ?!

文庫になった「ラディカル」が岩波の渕上さんや文庫化を待っていた読者の応援に応えて頑張っています。なんたって「伝説の名著」って言われてるんだよ。

さて、5月に書いた文庫化をお知らせしたメッセージに、たくさんお返事をもらいました。

「福島大学のゼミ生にラディカルを読ませています」という浩平くんが4月から津田塾でお勤めですって。私とあなたと野口さんが同じ時期にウロウロした国分寺と小平のあたりで、これからは浩平くんがご家族で暮らすことになります。

久松さんが30年もボランティアなさっている「ライフセービング活動(海辺の監視活動)」の一環として新しく立ち上げたプロジェクトの基礎固めで、オーストラリア大使館に足を運ぶことがあるそうです。” Australia Now” という現代オーストラリアを紹介するプログラムが今年は日本で開催ということで、貴方のことに想いを馳せてくださっています。

美保子さんはいつも私からのメールを楽しみにしてくれています。彼女は「ラディカル」を「歴史書というよりも、人といかに接するか、人生の書」のように読んだそうです。そして、「ほかりさんのことを地球上の誰かがいつも考えているのはとても素敵なことだなって思います。…ほんとうに、あの独特の文章を読むと、ほかりさんがそこにいるような感じがして、懐かしいやら寂しいやら、彼を知らない人はあの文章をどう読むのでしょうか。私は、ほかりさんを知らなかったら、あの文章をどう読むんだろう。」って。

プロのシャンソン・ラテン歌手としてご活躍中の清水先生が貴方のことを考えながら執筆された一冊も、「ラディカル」の一足先に岩波現代文庫から出版されたそうですよ。テッサの一冊と一緒に、みんなで揃って書店に並びます。
 
アンとキャレンとは常にメールで繋がっています。貴方の奨学金基金について報告してくれる他、かけがえのない支えになってくれています。オーストラリア国立大学ではテッサが貴方を悼んで植えた記念樹が大事に愛されているそうです。

シャンタルからも連絡がありました。貴方のステレオを今も毎日重宝してますって。

そして、いつも返事をくれるレイからは、以下の通り

「由紀さんが(実さんのために)もっと何かできると思うからこそ、今後も活動を続けることになるでしょう。貴女がこれまでしてきたことを全て列挙すれば、一人の女性が『親愛なる亡き人に捧げてどれだけのことを成し遂げられるか』が明らかになります。貴女が投げ入れた幾枚もの『花弁』はすでに数多くの『爆発』につながっています。にも拘らず、『充分』成し遂げたと感じるのはもっともっと先のこと、それ以上何もできない時が訪れるとすればその時のことで、それまでは活動を続けるつもりのようですね。それ以上できなくなった後も、『何をして、その結果何が起きたか』に加えて継続的に行なわれている研究プロジェクト、編み物その他 を通じて、様々な形での遺産、痕跡が残されます。つまり、貴女自身が活動を続けられなくなった後もずっと、貴女の貢献は長く成果をあげ続けるということです。『由紀さんの貢献録』もベストセラーになり得ると僕は思いますね。」

貴方はもうこの世にいないけれど、大勢の人の愛情と支えがあるからこそ、私も「ラディカル」も頑張れます。でもそれは貴方自身が「繋がっていて欲しい」と皆さんにお願いしたからですね。こうやって皆さんが貴方とつながり続けていることを知らせてあげられるのは、貴方への最高の誕生日プレゼントだなぁと思います。

由紀